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アクセス解析が4か月止まっていた。気づいたきっかけと、5分でできる確認方法

2026年9月18日
約9分で読めます
山田 祐輔
アクセス解析が4か月止まっていた。気づいたきっかけと、5分でできる確認方法

2026年9月18日、自社サイトのアクセス解析を点検したところ、3月19日から7月16日までの120日間、訪問者の記録が1件も残っていませんでした。約4か月です。その間もサイトは動いていましたし、問い合わせも届いていました。記録だけが無かったのです。

この記事は、気づいたきっかけと、同じことが起きていないかを5分で確かめる方法をまとめたものです。自分の失敗談ですが、めずらしい事故ではないと思ったので書き残します。

止まっても、画面はいつもどおり表示される

今回いちばん怖かったのは、止まったことを誰も教えてくれない点です。

アクセス解析の画面を開いても、エラーは出ません。警告も出ません。グラフはきれいに表示されます。ただ、数字が少ないだけです。「今月は少なかったな」で済ませてしまえば、そのまま何か月でも過ぎていきます。実際、私はそうしていました。

きっかけは、まったく別の作業だった

その日は、公開されたばかりのアクセス解析用ツールを自社サイトで試していました。12か月分のレポートを作らせようとしたところ、いきなり処理が止まりました。

指定したCVイベントが取得期間内に0件です

CVというのは、問い合わせ完了のような「成果」のことです。それが12か月でゼロだと言われました。おかしいと思って調べると、そもそも問い合わせ完了を記録する設定を入れていませんでした。これが1つ目の発見です。

仕方がないので、成果は後回しにして、訪問者数だけを月ごとに出してみました。そこで2つ目が出てきます。

セッション(訪問回数)
2026年1月148
2026年2月101
2026年3月96(18日まで)
2026年4月記録なし
2026年5月記録なし
2026年6月記録なし
2026年7月193(17日から)
2026年8月425

4月から6月が、丸ごと空でした。ゼロではありません。「記録がない」のです。日ごとに調べ直すと、切れていたのは3月19日から7月16日まででした。

その4か月は、むしろ検索でいちばん見られていた

ここで救いになったのが、Search Console(サーチコンソール)でした。これはGoogle側が持っている検索の記録で、自分のサイトにタグが入っているかどうかと無関係に貯まります。サイト側が止まっていても影響を受けません。

そちらを開いたら、記録が切れていた3か月こそが、この1年で検索にいちばん出ていた時期でした。

検索結果に出た回数平均掲載順位
2026年3月1,62922.2位
2026年4月5,32010.7位
2026年5月5,38512.9位
2026年6月5,23013.5位
2026年7月3,03124.0位
2026年8月2,60016.2位

アクセス解析だけを見ていたら、この3か月を「まったく人が来なかった時期」と判断していたはずです。実際は逆でした。もし外部に運用を任せていて、この期間のレポートが「アクセス0件」で上がってきていたら、施策の評価を丸ごと間違えるところでした。

原因は、サイトを触った日と重なっていた

記録が戻った7月17日は、サイトにタグの配り先(タグマネージャー)を設置し直した日と一致していました。

アクセス解析は、全ページに入れた短いプログラム(タグと呼びます)が「人が来ました」とGoogleへ知らせることで成り立っています。7月にサイトを全面的に作り替えたとき、このタグを新しい方式で入れ直しました。その日から記録が戻ったということは、それ以前に入れていた古い方のタグが、3月中旬のサイト更新で外れていたと考えるのが自然です。

ただし、当時のファイルは残っていないので断定はできません。ここは正直に「原因は特定できていない」と書いておきます。

【まず確認】自分のサイトが止まっていないか、5分で調べる

作業するのはGA4(アクセス解析)の画面です。難しい設定は触りません。

  1. GA4を開き、左側のメニューから「レポート」を選ぶ
  2. 期間を「過去12か月」に広げる
  3. 月ごとの折れ線を見て、途中でゼロまで落ちている月がないかを確かめる

見るのは、増えたか減ったかではありません。ゼロの月があるかどうかだけです。1か月まるごとゼロなら、季節変動ではなく計測が止まっています。

もう1つ、簡単な見分け方があります。Search Consoleを開いて同じ期間を見てください。片方だけがゼロなら、サイトの計測が止まっています。両方が落ちているなら、本当に人が来ていません。原因がまるで違うので、ここで切り分けられます。

【次にやること】止まったら翌月には気づける状態にする

複雑な監視の仕組みは作りませんでした。自社では、月に一度「前月の訪問回数がゼロでないか」を見るだけにしています。

今回120日も気づかなかったのは、そもそも毎月見ていなかったからです。凝った仕組みを入れても、見ない習慣は変わりません。止まったことに翌月気づければ、損失は1か月分で止まります。それで十分だと判断しました。

サイトを作り替えたり、テーマやプラグインを入れ替えたりした直後は、とくに危ない時期です。工事のあとに一度だけ見る、と決めておくのが確実です。

ついでに見つかった、逆の問題

同じ日に、もう1つ気になる数字が出てきました。こちらは数字が多すぎる側の問題でした。

直近30日のうち、約3割が海外の同じ国から来ていました。ただ、国だけでは判断できません。詳しく見ると、次のような特徴がそろっていました。

  • 画面の大きさが全件1280×1200。市販のパソコンにこのサイズはありません
  • 90日で206回来て、じっくり読んだ回数はゼロ
  • ブログの各ページをきっちり3回ずつ回っている
  • 全員が「初めての訪問」。前回の記録を持っていない

人ではなく、プログラムによる自動巡回です。国で丸ごと除外すると本当の閲覧者まで消えてしまうので、この「画面の大きさ」を手がかりに除外しました。

つまり自社サイトの数字は、4か月分が抜けていて、残りは3割ほど水増しされていたことになります。この状態で「先月より増えた・減った」を議論しても意味がありません。

つまずき早見表

こうなったら原因どうするか
自分でサイトを開いても、リアルタイムの画面に出てこないブラウザに広告ブロッカーや計測を止める拡張機能が入っている拡張機能を切るか、別のブラウザで確認する。実際に自分の環境がこれで、検証できずに30分ほど悩みました
ある月だけ数字が極端に少ない途中で計測が止まった可能性日ごとの表示に切り替え、どの日から止まったかを特定する
アクセス解析はゼロだが、検索には出ているサイト側のタグが外れているタグの設置状況を確認する。サイトを更新した日と照合する
止まっていた期間のデータを取り戻したい戻りません。過去にさかのぼって記録はできない仕組みです
原因を特定したいがサーバーの記録が無いアクセスログ(サーバーが残す来訪の記録)の保存が、初期設定で切られているサーバーの管理画面で保存をオンにする。オンにした日以降しか残りません

正直に書いておくこと

  • 消えたデータは戻りません。4か月分の訪問者の動きは永久に分かりません
  • Search Consoleにも期限があります。16か月より前は消えるため、今回も前年との比較はできませんでした
  • 原因は特定できていません。時期は一致しましたが、当時のファイルが残っていないため推測です
  • この記事の確認方法は、計測が「完全に止まった」場合を見つけるものです。一部のページだけ止まっているような不具合は、これでは見つかりません

要点

  • アクセス解析は、警告もエラーも出さずに止まる。グラフは普通に表示され、数字が少ないだけになる
  • 止まっているかどうかは、月ごとに「ゼロの月」を探せば5分で分かる。Search Consoleと見比べれば、計測の問題か集客の問題かも切り分けられる
  • サイトを作り替えた直後は危ない。工事のあとに一度だけ見る、と決めておく

自社のサイトで4か月分を失ってから書いています。同じ思いをする方が減れば幸いです。数字が合わない、止まっているかもしれない、といったご相談も承っています。

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YUSUKE YAMADA
代表取締役 / Web制作・AI業務効率化
30社+
支援実績
4
事業歴
1000
最大月商達成
10
最速成果達成
大阪府枚方市を拠点に、中小企業・個人事業主・スタートアップの「集客」と「採用」を仕組みから支援。2022年の個人開業を経て2024年1月に法人化。ホームページ制作・EC構築・LP制作からWeb広告運用・採用支援・業務効率化まで一気通貫で対応。
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