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LINEで打ち合わせの予約が完結する仕組み【完全版】Meet・Zoom・訪問の3択、カレンダー連携、リマインドまで自社で作って運用している記録

2026年9月30日
約13分で読めます
山田 祐輔
LINEで打ち合わせの予約が完結する仕組み【完全版】Meet・Zoom・訪問の3択、カレンダー連携、リマインドまで自社で作って運用している記録

「打ち合わせの日程、いつがよろしいですか」のやり取りを、LINEの中で終わらせました。お客様がすることは3つだけ。押す、選ぶ、選ぶ。LINEのボタンを押し、方法(Google Meet・Zoom・訪問)を選び、空いている時間を選びます。そのあとの会議URLの発行、Googleカレンダーへの登録、前日と当日のお知らせは、人の手を使わずに進みます。

この仕組みを当社のLINE公式アカウントに入れて、9月18日から30日までの間に2段階で作りました。途中のつまずきは前回までの2本の記事に分けて書いています(Google Meetの回とZoomの回)。この記事は、その2本をまとめ直した「完全版」です。いま動いている形と運用のルール、つまずきの一覧、自社に入れるときの順番を、この1本で追えるようにしました。

きっかけ:申し込みから日程確定まで、人が2往復していた

以前は「無料ヒアリング希望」と送っていただくと、自動返信で会社名や希望日時をうかがい、そのあと私がカレンダーを見て折り返していました。申し込みは自動でも、日程を決めるところで必ず人が挟まります。夜に届いた申し込みは翌朝まで止まる。熱が冷めるのは、この待ち時間です。

予約まで自動で終われば、待ち時間はゼロになります。それだけの話です。ただ、実際にやると決めることが多い。

最初に:この記事に出てくる画面は3つです

  • お客様のLINE:トーク画面と、画面の下に出る大きなボタン、そこから開く予約ページ
  • 私のGoogleカレンダー:裏側で自動的に予定が書き込まれます
  • 私のLINE:予約が入ったときと、何かがうまくいかなかったときに連絡が届きます

触るのは1つ目だけ。

用語は5つ

  • リッチメニュー:トーク画面の下に出る大きなボタン。当社は「日程を予約」「予約の確認」「会社について」の3つです
  • 予約ページ:ボタンを押すとLINEの中で開くページ。アプリを入れたり会員登録をしたりせずに使えます
  • 会議URL:オンライン会議に入るためのリンク。当社は予約ごとに別のURLを作ります
  • アプリ内ブラウザ:LINEの中でリンクをタップしたときに開く簡易的なブラウザ。SafariやChromeとは別物で、Zoomの回でつまずいた場所です
  • リマインド:予約の前日と当日に自動で届くお知らせ。会議URLも一緒に載ります

全体の流れ

LINEで予約してから当日までに、裏側で起きること
図1:LINEで予約してから当日までに、裏側で起きること

お客様が予約ページで方法と日時を選ぶと、その場で予約が確定し、確定の連絡がLINEに届きます。オンラインなら会議URLも続けて届きます。同時にGoogleカレンダーに予定が入り、オンラインなら予定にも同じURLが付きます。前日と当日2時間前には、URL入りのリマインドが届きます。キャンセルや日程変更があれば、カレンダーの予定も会議URLも自動で消して作り直します。

お客様から見た手順

  1. LINEの下のボタン「日程を予約」を押す
  2. 方法を選ぶ(Google Meet・Zoom・訪問)
  3. 担当を選ぶ(当社は私1人なので実質1択です)
  4. 空いている日時を選ぶ(30分刻み)
  5. ご要望を書いて確定する

確定した予約は「予約の確認」のボタンから見られます。

当社のリッチメニュー。左がいちばん目立つ「日程を予約」
図4:当社のリッチメニュー。左がいちばん目立つ「日程を予約」

3つの方法と、それぞれの裏側

Google MeetZoom訪問(関西のみ)
会議URL予約ごとに自動発行予約ごとに自動発行なし
URLの作られ方Googleカレンダーの予定と一緒に作るZoomに直接「作って」と頼む―
カレンダーの予定面談の時間そのまま面談の時間そのまま前後1時間の移動を含めた時間
予約後に空ける時間15分15分60分
向いている相手Googleのツールを使っている方社内がZoomで統一されている会社オンラインが難しい方
並び順1番目(おすすめ)2番目3番目

Google Meetを一番上に置いているのは、当社のカレンダーと同じGoogleのツールで、仕組みがいちばん単純だからです。Zoomは、お取引先の中に「社内のツールはZoomで統一」という会社があるため、あとから足しました。訪問は移動が1日の予定を大きく使うので、見出しに「オンラインが難しい場合のみ」と添えて、一番下に置いています。

予約ページには、特定のメニューを目立たせる機能がありません。見た目はすべて同じカードです。差をつけているのは、並び順と言葉。それだけです。

決めた運用ルール

受け付けるのは平日10時から19時、予約は前日まで

最後に始められるのは18時、19時に終わります。祝日と年末(12月29日から31日)は閉じています。当日の予約は受けません。いきなり入ると、ほかの予定との調整が間に合わないからです。

予定がある時間は、カレンダーを見て自動で閉じる

Googleカレンダーに時刻の入った予定がある時間は、予約ページに出てきません。私は「今日やること」を終日の予定としてカレンダーに並べているのですが、こちらでは枠は塞がりません。塞がるのは時刻の入った予定だけです。確かめました。

最初はカレンダーとつなげず手で枠を閉じていたのですが、初日に自分のカレンダーを見たら、外出の予定が入っている午後が予約ページでは空きになっていました。手で追いかけるのは無理。連携を先にやりました。

訪問は、前後1時間を移動に取る

面談が14時から15時なら、13時から16時まで空いていないと予約ページに出しません。カレンダーにも移動込みの時間で登録し、件名に実際の面談時刻を入れています。訪問先の住所は、予約時の「ご要望」欄に書いていただき、確定後にLINEで確認しています。

うまくいかなかったときは、私のLINEに「要対応」が届く

会議URLを作れなかったとき、作れたのにお客様に送れなかったとき、どちらも私のLINEに連絡が届きます。送れなかった場合は、発行済みのURLを添えて届くので、私がそのまま転送すれば済みます。「発行できませんでした」とだけ言われると、別のURLを作ってしまいそうになるからです。

つまずいたこと全部(2本の記事から)

つまずいた場所を、流れの上に印を付けたもの
図2:つまずいた場所を、流れの上に印を付けたもの
起きたこと原因どうしたか
どの日を選んでも「予約枠がありません」と出る(3日間)予約ページの入口が2つあり、古い方をボタンに付けていた正しい入口に張り替えた。以来、自分で1回予約するまで「できた」と言わない
設定を1か所変えたら、社名と色が初期状態に戻った設定を書き換える窓口が、送らなかった項目を初期の値で上書きする作りすべての項目を送り直した。変えたあとは関係ない項目も読み直す
確定の連絡に「メニューの『予約の確認・変更』から」と出るのに、そのボタンが無い案内文だけ先にできていて、ボタンは2つだったボタンを3つに作り直した
Zoom用のメニューを足したら「担当を選択」が空になったメニューと担当者の結びつきを足し忘れた結びつきを1行足した。新しい選択肢を足したら必ず自分で予約を通す
ZoomのURLをタップすると「Zoom may not be supported on your browser」で止まるLINEのアプリ内ブラウザで開いていたURLの末尾に openExternalBrowser=1 を付けて、SafariやChromeで開かせる
取り消したZoomの会議が消えたか、Zoom側で確かめられないZoomに渡した権限が「作る」「消す」だけで「読む」が無い当社の台帳側のURLが空になったことで確認

6つのうち、お客様に見えたのは1つ目だけ。ただ、その1つが「3日間、誰も予約できない」でした。友だちが2人の段階だったので実害はありませんでしたが、チラシを配ったあとだったらと思うと冷や汗が出ます。

自社に入れるときの順番

入れる順番。カレンダー連携を先にやる
図3:入れる順番。カレンダー連携を先にやる

同じ仕組みを自社のLINEに入れるなら、次の順番をおすすめします。当社が実際にやった順番を、やり直しが出ないように並べ替えました。

  1. 受付時間と休みを決める:曜日・時間・祝日・年末年始。ここが決まらないと枠が作れません
  2. Googleカレンダーとつなぐ:先にやります。手で枠を閉じる運用は初日に破綻しました
  3. 方法を決める:Meetだけで始めるのがいちばん簡単です。Zoomは、Zoomの管理ページで「会議を作る・消す」の権限を持つ鍵を発行する作業が別に要ります(5分ほど)。訪問を入れるなら移動時間も決めます
  4. メニューと担当を登録する:メニューを足したら、担当者との結びつきも一緒に。ここを忘れると「担当を選択」が空になります
  5. ボタンを作る:「日程を予約」「予約の確認」を必ず入れます。確定の連絡文に出てくる案内と、ボタンの名前をそろえます
  6. 自分でお客様役になって予約する:確定の連絡、会議URL、カレンダーの予定、リマインド、取り消しまで一通り。ここまでやって「できた」です

確認のしかた

当社は次の項目を、実際に自分のLINEで予約して確かめました。

テスト予約で実際に届いたLINE(会議URLは伏せています)
図5:テスト予約で実際に届いたLINE(会議URLは伏せています)
  • 確定の連絡と会議URLが、予約したのと同じ分のうちに届く
  • 会議URLをタップして、コピーの指示ではなく参加画面に進む(Zoomはここで一度止まりました)
  • Googleカレンダーの予定に同じURLが入っている
  • 訪問の空きが、直前の予定の1時間後から始まっている
  • 予約を取り消すと、カレンダーの予定と会議が消える

テストの予約は取り消す。当社はMeetで1回、Zoomで2回試して、3回とも消しました。

そしてこの記事を書いている最中に、1件目の本物の予約が入りました。Facebookでご相談をいただいた方が、9月30日の午後にこの予約ページから翌日の無料ヒアリング(Google Meet)を選んでくださいました。ご要望欄には400字近い相談内容が書かれていて、会議URLとカレンダーの予定は自動でできていました。日程を決めるやりとりは、一度もしていません。

正直に書いておくこと

  • お客様からの予約は、この記事を書いている時点で1件です。それ以外の動作確認は私自身のテスト予約です
  • 予約ページの見た目で特定の方法を目立たせることはできません。工夫は並び順と言葉だけです
  • Zoomの外部ブラウザで開く合図(openExternalBrowser=1)は、LINEの案内によるとLINEのミニアプリ(LIFF)の中のリンクでは効きません。当社ではトーク画面に届くメッセージのリンクなので効いています
  • 相手の会社のセキュリティ設定で外部の会議URLが開けない場合は、こちらでは対処できません
  • 予約の仕組みは、オープンソース(無償で公開されているプログラム)の「LINE Harness」を採用しています。Meetの発行、Zoomの発行、訪問の移動時間、失敗時の連絡は当社で書き足しました。一から作ったわけではありません
  • 当社のZoomは有料契約です。無料プランでも同じ仕組みは作れますが、3人以上の会議は40分で切れます

要点3行

  • 予約、カレンダー、会議URL、リマインド、取り消しまで、人の手を使わずにつながります。お客様がすることはボタンを押して選ぶだけです
  • つまずき6つのうち5つは、動かしてみるまで気づけないものでした。自分でお客様役になって1回予約するのが、いちばん早い確認方法です
  • 方法を増やすときは、メニューと担当の結びつき、そしてリンクの開き方まで確かめます。増やした瞬間が、いちばん壊れやすい

この予約ページから、実際に無料ヒアリングを予約できます。当社のLINEを友だち追加して、下のメニューの「日程を予約」から空いている時間をお選びください。同じ仕組みを御社のLINEに入れたいというご相談も、そのままLINEでどうぞ。

関連記事:Google Meetの回「LINEで打ち合わせを予約すると、Meetの会議URLまで自動で届く。自社に入れて4回つまずいた記録」/Zoomの回「LINE予約にZoomも足したら、URLは届くのに開けなかった。原因はLINEの中のブラウザでした」

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山田 祐輔
YUSUKE YAMADA
代表取締役 / Web制作・AI業務効率化
30社+
支援実績
4年
事業歴
1000万
最大月商達成
10日
最速成果達成
大阪府枚方市を拠点に、中小企業・個人事業主・スタートアップの「集客」と「採用」を仕組みから支援。2022年の個人開業を経て2024年1月に法人化。ホームページ制作・EC構築・LP制作からWeb広告運用・採用支援・業務効率化まで一気通貫で対応。
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