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LINEで打ち合わせを予約すると、Meetの会議URLまで自動で届く。自社に入れて4回つまずいた記録

2026年9月21日
約11分で読めます
山田 祐輔
LINEで打ち合わせを予約すると、Meetの会議URLまで自動で届く。自社に入れて4回つまずいた記録

日程を決めるやり取りを、LINEの中で終わらせたい

当社のLINE公式アカウントでは、これまで「無料ヒアリング希望」と送っていただくと、自動返信で会社名・業種・困っている作業・希望の日時をうかがっていました。そのあと私がカレンダーを見て、折り返しで日程を決めます。申し込みから日程が決まるまで、どうしても人のやり取りが挟まります。ここを変えたいと考えました。

そこで9月18日から21日にかけて、LINEの中で予約まで終わる形に作り替えました。お客様がすることは、ボタンを押して、方法を選んで、空いている時間を選ぶだけです。そのあとのカレンダーへの登録も、オンライン会議のURL作りも、LINEでのお知らせも、人の手を使わずに進みます。

先に結論をお伝えすると、形にはなりました。ただ途中で4回つまずいています。そのうち1回は、3日間「誰も予約できないリンク」を配っていたものです。この記事では、できあがった流れを先にお見せしてから、決めたこととつまずいたことを順にお話しします。

LINEで予約してから、会議URLが届くまで
図1:LINEで予約してから、会議URLが届くまで

最初に:この記事に出てくる画面は3つです

話があちこちに飛ばないよう、登場する画面を先に整理しておきます。

  • お客様のLINE(トーク画面と、画面の下に出るボタン)
  • LINEの中で開く予約ページ
  • 私のGoogleカレンダー

お客様が触るのは上の2つだけです。3つ目のカレンダーは、裏側で自動的に書き込まれます。

用語は3つだけ

  • リッチメニュー:トーク画面の下に出る大きなボタンのことです。今回は「日程を予約」「予約の確認」「会社について」の3つを並べました。
  • 予約ページ:ボタンを押すとLINEの中で開くページです。アプリを入れたり会員登録をしたりしなくても使えます(LINEの「LIFF」という仕組みを使っています)。
  • 会議URL:Google Meetのオンライン会議に入るためのリンクです。今回は予約ごとに別のURLを作ります。

決めたこと(と、その理由)

受け付ける時間は、平日10時から19時

最後に始められるのは18時で、19時に終わります。祝日と年末(12月29日から31日)は閉じています。

予約は前日までにしました。当日いきなり予約が入ると、ほかの予定との調整が間に合わないことがあるからです。

予定がある時間は、Googleカレンダーを見て自動で出さない

最初はカレンダーとつなげず、手で枠を閉じていました。ところが初日に自分のカレンダーを見ると、その日の午後は外出の予定で埋まっていました。予約ページには、その時間も空きとして出ていたわけです。手で追いかけるのは無理だと分かったので、カレンダーとの連携を先にやりました。

いまは、カレンダーに時刻の入った予定がある時間は、予約ページに出てきません。私はカレンダーに「今日やること」を終日の予定として並べているのですが、こちらでは枠が塞がらないことも実際に確かめました。塞がるのは、時刻の入った予定だけです。

オンラインは、ZoomではなくGoogle Meetにした

Meetは、カレンダーに予定を作るタイミングで、会議も一緒に作れます。予約が入ると予定ができて、その予定にだけ使える会議URLが付く、という流れを無理なく組めました。

Zoomも考えましたが、今回は見送りました。Googleカレンダーには「Zoomの会議を付ける」ボタンを追加できます。ただしこのボタンが動くのは、人がカレンダーの画面で予定を作るときだけです。仕組みが自動で作る予定には付きません。予約ごとにZoomのURLを作るには、Zoom側に別の連携の設定が必要になります。

訪問は、前後1時間を移動に取る

訪問を選んだ予約では、面談の前と後にそれぞれ1時間を空けます。面談が14時から15時なら、13時から16時まで空いていないと予約ページに出しません。カレンダーにも移動込みの時間で登録し、件名に実際の面談時刻を入れています。

実際のカレンダーで比べると、9月29日はオンラインの空きが14時から、訪問の空きが15時からでした。直前の予定から1時間空けた時刻から始まっています。

できるだけオンラインを選んでもらう

移動のある訪問は、こちらの1日の予定を大きく使います。なので、なるべくオンラインを選んでいただけるようにしました。

ただ、今回の予約ページは、メニューがすべて同じ見た目のカードで並ぶ作りです。色を変えたり「おすすめ」の印を付けたりする機能はありません。そこで並び順と見出しで差をつけました。上に「★おすすめ|オンライン(Google Meet)」、下に「訪問(オンラインが難しい場合のみ)」を置き、訪問の説明には「ご案内できる日時が限られます」と書いています。

作り直したリッチメニュー。左がいちばん目立つ「日程を予約」
図2:作り直したリッチメニュー。左がいちばん目立つ「日程を予約」

つまずき早見表

起きたこと原因どうしたか
予約ページで、どの日を選んでも「この日は予約枠がありません」と出る予約ページの入口を取り違え、別の簡単な予約ページを開いていた正しい入口に張り替えた。3日間そのままだった
設定を1か所だけ変えたら、予約ページの社名と色が初期の状態に戻った設定を書き換える窓口が、送らなかった項目を初期の値で上書きする作りだったすべての項目を送り直して元に戻した
Zoomの会議URLを予約ごとに作れないカレンダーのZoomボタンは、人が画面で予定を作るときにしか動かないGoogle Meetに絞った
確定のLINEに「メニューの『予約の確認・変更』から」と出るのに、そのボタンが無い予約ページ側の案内文はそのままで、ボタンは2つだけだったリッチメニューを3つのボタンに作り直した

いちばん痛かったのは、入口の取り違え

予約ページには、実は入口が2つありました。今回設定したメニューや受付時間、カレンダー連携が効くのは、そのうち片方だけです。私がリッチメニューに付けていたのは、もう片方の古い簡単な予約ページでした。こちらは今回の設定を何も見ないので、どの日を選んでも「予約枠がありません」になります。

違いはリンクの末尾の1語だけです。9月18日にこのリンクを配り、21日に私が自分で予約しようとして気づきました。その間の3日間は、誰も予約できない状態でした。友だちが2人の段階だったので実害はありませんでしたが、チラシを配ったあとだったらと思うと冷や汗が出ます。

入口の違いは手順書にも書いてありました。見落としたのは私です。以来、予約のリンクを作るときは、自分でお客様役になって1回予約するまで「できた」と言わないようにしています。

設定の上書きは、元に戻せる種類の失敗だった

予約が入ったら私のLINEに知らせる、という設定を1つ足そうとしたときのことです。その項目だけを送ったら、社名が「ご予約」に、色が初期の金色に戻りました。設定を書き換える窓口が、部分的な変更を受け付けない作りだったのが原因です。

見た目だけの話で、すぐに元の値を送り直して戻せました。とはいえ、「1か所だけ変えたつもりが、ほかも変わっていた」は、どの仕組みでも起こりえます。変えたあとに、関係ない項目まで含めて読み直すようにしています。

作ったあと、もう一度見直して直したこと

動くようになったあと、書き足した部分をあらためて見直しました(コードレビューと呼ばれる作業です)。そこで3つ見つかり、直しています。

  • 訪問の前後1時間は、予約ページに出す空き時間では守っていましたが、予約を確定する時点の確認では見ていませんでした。古い画面を開いたまま予約されると、移動時間が削られる可能性がありました。確定の時点でも同じ計算をするようにしました。
  • Meetの会議URLを作れなかったとき、どこにも知らせずに終わっていました。いまは私のLINEに「要対応」と届きます。
  • 通信が途切れたときにやり直す処理で、カレンダーに予定が2つできる可能性がありました。やり直すのは、Googleがはっきり断ったときだけにしました。

確認のしかた

私が自分でお客様役になって、オンラインの無料ヒアリングを1件予約しました。

  • 予約したのと同じ分のうちに、確定のLINEと、会議URLのLINEが続けて届きました(図3)
  • Googleカレンダーの予定にも、同じMeetの会議が付いていました
  • 予約を取り消すと、カレンダーの予定も消えました
テスト予約で実際に届いたLINE(会議URLは伏せています)
図3:テスト予約で実際に届いたLINE(会議URLは伏せています)

正直に書いておくこと

  • Zoomには対応していません。予約ごとのZoomを作るには、Zoom側の連携の設定が別に必要です。
  • 予約ページの見た目で強調することはできません。オンラインを勧める工夫は、並び順と言葉だけです。
  • 訪問先の住所は、予約時の「ご要望」欄に書いていただく形です。書き忘れもありうるので、確定後にLINEで確認しています。
  • 予約の仕組みは、オープンソース(無償で公開されているプログラム)の「LINE Harness」を採用しています。Meetの会議URLを作る部分と、訪問の移動時間の部分を当社で書き足しました。仕組みそのものを一から作ったわけではありません。
  • この記事を書いている時点では、お客様からの予約はまだ入っていません。動作の確認は、私自身のテスト予約だけです。

要点3行

  • 予約、カレンダーへの登録、Meetの発行、LINEでのお知らせを、人の手を使わずにつなげました。
  • つまずきはどれも、動かしてみるまで気づかないものでした。自分でお客様役になって1回予約してみるのが、いちばん早い確認方法です。
  • 選んでほしい方法があるなら、並び順と言葉で差をつけるだけでも伝わり方は変わります。

実際に、この予約ページから無料ヒアリングを予約できます。当社のLINEを友だち追加して、下のメニューの「日程を予約」から空いている時間をお選びください。同じ仕組みを御社のLINEに入れたいというご相談も、そのままLINEでどうぞ。

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山田祐輔 山田祐輔
山田 祐輔
YUSUKE YAMADA
代表取締役 / Web制作・AI業務効率化
30社+
支援実績
4
事業歴
1000
最大月商達成
10
最速成果達成
大阪府枚方市を拠点に、中小企業・個人事業主・スタートアップの「集客」と「採用」を仕組みから支援。2022年の個人開業を経て2024年1月に法人化。ホームページ制作・EC構築・LP制作からWeb広告運用・採用支援・業務効率化まで一気通貫で対応。
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